大阪・豊中市のシェアサイクル社会実験が市内全域に拡大

北大阪急行千里中央駅の近くに設置されたシェアサイクルポート=大阪府豊中市
北大阪急行千里中央駅の近くに設置されたシェアサイクルポート=大阪府豊中市

大阪府豊中市は、電動アシスト自転車を気軽に利用できるシェアサイクルサービスの利用可能エリアを市内全域に拡大した。令和元年11月から始まった社会実験は月間利用回数が7千回超と順調に伸びており、来秋からの本格導入を目指す。

市によると、これまでは市中南部を中心に「シェアサイクルポート」を設置していたが、11月12日からは北大阪急行千里中央駅周辺や大阪モノレール柴原阪大前駅周辺など市北部を中心に計17カ所を増設した。市内のポート数は計75カ所になり、電動自転車も70台を追加して265台が稼働できるようになった。

この社会実験は、全国で同様のサービスを展開している「オープンストリート」(東京)に運営を委託。料金は15分で70円、12時間千円で、大阪市や吹田市などのポートへ自転車を持ち出すことも可能だ。

この社会実験は、公共交通網が脆弱(ぜいじゃく)な市内の東西移動を補強することなどを目的に令和元年11月から3年間の予定で実施。実験期間中には新型コロナウイルスの影響で府内に緊急事態宣言が出されるなどして、人との接触が避けられる自転車の存在がクローズアップされた。利用回数も増加傾向にあり、市交通政策課の担当者は「シェアサイクルに対する需要が次第に高まっている」と手応えを感じている。