きっかけはコロナ疑い入院 皮膚科医が開発コラーゲンチョコ

「コラヘノ」ブランドのベルギーチョコレート「チョコラヘノ」
「コラヘノ」ブランドのベルギーチョコレート「チョコラヘノ」

「コロナ疑い」で入院したことをきっかけに、松山市の皮膚科医が一念発起して健康ブランド「COLAGENO(コラヘノ」)を立ち上げ、コラーゲンペプチドを配合したチョコレートなどをプロデュースした。立ち上げたのは、松山市内の皮膚科医、村上早織さん(62)。「健康も美しさも体の中からやってくる」と話す。

きっかけは令和2年2月初旬、村上さんは発熱を繰り返し、咳が続くようになったことだ。診察を受けると間質性肺炎を起こしていることが分かり、急遽(きゅうきょ)松山市内の病院に入院することになった。

新型コロナウイルスへの感染を疑った。「復帰できるのだろうか」と不安を抱えながら約1カ月間の入院生活を送ったが、結局、PCR検査の結果は陰性。新型コロナウイルスに感染してはいなかった。

「インフルエンザでもなかった。よく分からないままでした」と村上さんは話すが、「熱を下げようと飲み続けた薬が原因の薬剤性間質性肺炎の可能性もあった」と振り返り、できるだけ薬に頼らず、健康を維持することはできないかと模索を始めたという。

「コラヘノ」のパウダータイプの商品を手にする皮膚科医、村上早織さん
「コラヘノ」のパウダータイプの商品を手にする皮膚科医、村上早織さん

注目したのはコラーゲンペプチド。「コラーゲンは人間の構成成分で、皮膚や髪、爪、骨、靭帯、血管に多くあります。減ってくると皮膚ならばたるんで皺(しわ)ができる。骨なら骨粗鬆(こつそしょう)症になったり、靭帯だと損傷を受けやすくなったりする」と村上さん。

コラーゲンペプチドはコラーゲンを細かく分解してアミノ酸を2~50個くっつけた形で、摂取すると繊維芽細胞や骨芽細胞などが刺激され、自らの体がコラーゲンを作れるようになるという。「自分のコラーゲンを作る原料になる。自分のコラーゲンは長持ちし、上質なんです」と村上さんは話す。

使用するのはドイツの製薬大手「ジェリータ社」製のコラーゲンペプチド。もともと、村上さんがサプリメントで飲んでいたもので、「食品にして摂りたいなと思った」という。

食品化にあたっては、ゼリーやマシュマロ、クッキーなどの案を試したが、うまく混ぜることができなかった。「チョコレートが一番うまくいった。チョコはほとんどの人が好きですからね」

日常生活で手軽にコラーゲンペプチドを摂取できる「私のチョコラヘノ」
日常生活で手軽にコラーゲンペプチドを摂取できる「私のチョコラヘノ」

ベルギーのクーベルチュールチョコを使い、トリュフタイプの「チョコラヘノ」と、板チョコの「私のチョコラヘノ」をプロデュースした。私のチョコラヘノはビターとミルクの2種類がある。「20歳を超えるとコラーゲンが減ってきます。1日に2枚食べると推奨量のコラーゲンペプチドを摂取できるよう配合しています。2枚なら罪悪感は少ないはずですよ」と笑う。

村上さんはチョコレートに加え、コラーゲンペプチドのパウダーも商品化。

「私は患者さんに、皮膚の基礎体力をつけよう、と言っています。体の中から補って皮膚の状態を良くすると、治療しても回復が良くなり、正常な状態になってくれやすくなります」と話していた。(村上栄一)

チョコレートとパウダーの販売は今年10月から開始した。チョコラヘノは6個入りが1998円、10個入りは3240円。私のチョコラヘノは28枚入り4千円、56枚入り7900円。パウダー(100グラム)は3種類各2160円。

インターネットの専用サイトなどで販売している。

■観光回復へ華やぐ工事中の道後温泉