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産経抄

11月18日

今月12日に85歳で亡くなった名監督、古葉竹識さんは、現役時代に大きな悔いを残している。「なぜ、よけられなかったのか」。広島カープに入団して6年目、打撃絶好調の古葉さんは首位打者のタイトルを目前にしていた。ライバルは「ミスタープロ野球」、巨人の長嶋茂雄さんである。

▼もっとも大洋戦の一球で暗転する。アゴに死球を受けて入院、結局残り試合には出場できなくなる。「また元気になって二人で争おう」。長嶋さんから電報が届いたが、その機会は二度と訪れなかった。翌年のシーズンに打席に立つと、内角球に対してどうしても腰が引けてしまう。

▼ただ古葉さんはあきらめなかった。少年時代「豆ジープ」とあだ名された俊足を生かして、盗塁王のタイトルを2度獲得する。この経験は、後の広島「赤ヘル軍団」の機動力野球につながっていく。まさに禍福はあざなえる縄の如(ごと)しである。昭和50年のシーズン途中から広島の監督に就任すると、球団創設26年目で初のリーグ優勝を成し遂げた。

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