クリスマスシーズンに向け、観葉植物のポインセチアの出荷作業が埼玉県入間市の農家で始まった。
同市の「篠園芸」では、約6千平方メートルの温室で赤やピンク、白などさまざまな色のポインセチア約7万株を育てており、スタッフたちが丁寧に袋に詰めるなどして作業に追われている。多いときで1日当たり2千~3千株を出荷する。
生産者の篠孝幸さん(49)は「しっかりと色が出てきて順調に育っている」。今シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷した商業施設やホテルでの需要が回復しつつあり、「ステイホーム」の浸透を背景に家庭で飾る人も増えているそうだ。
出荷作業は今月末にピークを迎え、12月中旬まで続く。