17日夕から18日早朝まで東京商品取引所で行われた中東産原油の先物夜間取引で1キロリットル当たりの指標価格が一時、17日清算値(株価終値に相当)から1270円急落し、8日以来の安値となる5万2750円を付けた。18日午前の通常時間帯の取引でも、5万3千円を下回る場面が多かった。
米国と中国の両政府が原油高対策で協調し、戦略石油備蓄の放出に踏み切るとの推測が原油市場関係者の間で広がったことが要因。
欧州で新型コロナウイルス感染が再拡大しており、経済再生が遅れるとの懸念も国際的な原油安につながった。