4連勝の御嶽海「中盤戦につなげたい」 大相撲九州場所

〇御嶽海(おしだし)逸ノ城×=福岡国際センター(撮影・村本聡)
〇御嶽海(おしだし)逸ノ城×=福岡国際センター(撮影・村本聡)

大相撲九州場所4日目は17日、福岡国際センターで行われ、御嶽海は逸ノ城を押し出しで破った。

御嶽海の力強い相撲が続いている。先場所まで連敗していた難敵の逸ノ城を下して初日から4連勝。「自分の相撲を取った。(4連勝は)気分がいいので、いい感じをしっかりと中盤戦につなげていきたい」と昨年7月場所以来の好発進に言葉も弾んだ。

「差されなければ大丈夫」と考えていたところ、逸ノ城が突っ張って距離を取ってきた。予想外の展開にも慌てることなく左に回り込みながらしのぐ。我慢しきれずに相手が引いてきたのに乗じて前へ出て押し出し、「落ち着いて取れた」と振り返った。

関脇は3場所連続で、三役は9場所連続となる。通算在位は関脇が17場所で三役は27場所だ。若くして大関候補に名乗りを上げ、優勝も2度果たしている実力は折り紙付き。ただ、豊富な三役経験は殻を破れない実情を示してもいる。

幕内上位で難なく勝ち越すことはできても、三役で白星を2桁に乗せたのはわずか4場所に過ぎない。大関昇進の目安とされるのは、三役で3場所合計33勝。優勝経験が示すように爆発力は申し分ないだけに、2桁白星を継続させる安定感もほしい。

三役に留まっている間に、出世争いで後続の貴景勝らの後塵(こうじん)を拝した。来月には29歳の誕生日を迎える。「自分の相撲だけを意識する」という今場所を、何とか大関昇進への足掛かりにしたい。(奥山次郎)