新幹線の自動運転試験、JR東日本公開 無人目標、営業車初

JR新潟駅に入線する、自動運転の新幹線車両=17日未明
JR新潟駅に入線する、自動運転の新幹線車両=17日未明

JR東日本は17日、上越新幹線や北陸新幹線のE7系車両を使った自動運転の試験を、新潟市で報道陣に公開した。新幹線の営業用車両での試験は初めてで、10月28日から開始した。試験では緊急時に備え運転士が乗車しているが、同社は無人での運転を目標とし、必要な技術を検証している。導入時期は未定。

新潟駅では17日未明、自動列車運転装置(ATO)を取り付けたE7系1編成12両の乗務員が仮設の指令所に「ATOモードに移行する」などと連絡。運転士が両手を膝に置いたまま、指令所の遠隔操作で出発した。

報道陣に公開された新幹線の自動運転試験。緊急時に備え運転士が乗車しているが、無人運転を目標としている=17日未明、新潟市
報道陣に公開された新幹線の自動運転試験。緊急時に備え運転士が乗車しているが、無人運転を目標としている=17日未明、新潟市

今回設定した最高速度110キロ近くに達した後、約5キロ先の新潟新幹線車両センターで緩やかに停車した。停止位置とのずれは8センチで、目標とする50センチ以内に収まった。

JR東の担当者は「運転士が停車させるのと遜色ないレベルだ。さらに向上させたい」と意気込んだ。非常時に備えた緊急停車のテストもしていると説明した。同社は、乗客がいる営業運転時は避難誘導を受け持つ乗務員を置き、回送運転を無人にすることなどを検討している。(共同)