頼もしい五輪世代、流れ変えた三笘 W杯最終予選

日本―オマーン戦の後半、ゴールを狙う三笘=マスカット(共同)
日本―オマーン戦の後半、ゴールを狙う三笘=マスカット(共同)

サッカー日本代表は16日午後8時(日本時間17日午前1時)から、2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選B組の第6戦でオマーンと敵地マスカットで対戦し、1-0で勝利した。

三笘(サンジロワーズ)が代表デビュー戦で強烈なインパクトを残した。後半スタートから投入されると、開始30秒で左サイドを突破してFKを獲得。その後も緩急をつけたドリブルで積極的に仕掛け、前半見せ場のなかった日本の攻撃を一気に活性化させた。

果敢な姿勢が実ったのは後半36分。左サイドで中山(ズウォレ)からパスを受けると中央へ突破。倒れこみながらゴール前に送ったクロスに伊東(ゲンク)が合わせ、待望の先制点が生まれた。重圧のかかる一戦で決勝点を演出した24歳は、「相手も疲弊していたので、ゴールを取れたのは必然の結果。最終予選は勝利が一番大事なので貢献できてよかった」と充実感をにじませた。

筑波大学を経て、下部組織を過ごした川崎で昨年プロデビュー。1年目でJ1新人最多タイ記録の13得点を挙げ、今季も川崎の主力を張った。東京五輪後にベルギー1部リーグのサンジロワーズに移籍すると、10月16日のセラン戦ではハットトリックを達成。好調のまま初代表入りし、「夢見た舞台。悔いなくプレーしたい」と強い気持ちでピッチに立っていた。

終盤に勝ち越した10月のオーストラリア戦で先制点を挙げた田中(デュッセルドルフ)に続き、またも東京五輪世代が輝いた。3連勝へ導いた気鋭のドリブラーは、「僕ら東京(五輪)世代がもっとやらないといけない。一試合で周囲の評価が変わるとは思っていない。より競争が激しくなる中で、勝っていけるようにしたい」と先発入りにも意欲を示す。頼もしい新戦力の存在は、日本に勢いをもたらしてくれそうだ。(川峯千尋)