「パルテノン神殿の彫刻、返すか返さないかは大英博物館次第」英首相、態度軟化?

大英博物館が所蔵する古代ギリシャ彫刻群「エルギン・マーブルズ」=2014年10月、ロンドン(ロイター)
大英博物館が所蔵する古代ギリシャ彫刻群「エルギン・マーブルズ」=2014年10月、ロンドン(ロイター)

ジョンソン英首相は16日、首相官邸でギリシャのミツォタキス首相と会談した際、19世紀にアテネのパルテノン神殿から持ち去られ、ロンドンの大英博物館が所蔵する古代ギリシャ彫刻群「エルギン・マーブルズ」の返還を改めて求められ、博物館次第だとの認識を示した。

英メディアによると、ジョンソン氏はこれまで、彫刻群は博物館が「合法的に取得」したとして返還に応じない姿勢を示していた。首相官邸は、今回の会談でも従来の見解を強調したと発表したが、英紙ガーディアンは態度の軟化がみられると指摘。大英帝国時代に植民地などから収集した数々の文化財の返還要求が再燃する可能性があると報じた。

彫刻群は、パルテノン神殿を飾っていた紀元前5世紀の大理石彫刻。ギリシャは、英外交官が不当に持ち帰ったとして、返還を求めている。