「大変深い部分月食」を見よう 19日に山梨県内でも観望会

月の大部分が地球の影の中に入り、「大変深い」と表現される珍しい部分月食が19日夕から夜にかけ、日本全国で見られる。山梨県内でもこの日、ほぼ皆既月食となる珍しい月食の観望会が各地で計画されている。すでに募集を締め切ったイベントもあるが、JR甲府駅北口の広場では無料の観望会が計画され、当日参加も可能だ。

19日は午後6時3分に月の直径の97・8%までが地球の影に入り込み、月の表面ほぼすべてが隠れる。国内での「大変深い部分月食」は昭和7年までさかのぼるとされ、約90年ぶりの天体ショーだ。

甲府市の山梨県立科学館では観望会を部分月食に合わせて実施。10月から募集を開始し、このほど締め切ったが、定数を大幅に上回る応募となり、抽選で参加者を決定した。

富士吉田市の富士急ハイランドでは今年新設した富士山展望台の「FUJIYAMAタワー」で観望会を開く。高さ55メートル展望デッキは周囲を遮るものがなく、月食観測に最適だ。参加料は大人1千円、小学生600円。事前予約が必要だが17日時点ではまだ余裕があるという。

当日参加できるイベントもある。北杜市の一般社団法人星つむぎの村が甲府駅北口の「よっちゃばれ広場」で開催する観望会。高橋真理子代表理事らが解説するほか、モニター画面による非接触型の観測、望遠鏡による月食観測が予定されている。入場無料で、人数制限も設けていない。

心配なのは当日の天気。甲府地方気象台によると19日の夕方から夜にかけて薄い雲が出る予報。部分月食を観測できるかは、雲の厚さ次第という状況だ。