搬送遺体めぐり贈収賄 神奈川県警の警察官2人免職

神奈川県警本部
神奈川県警本部

検視が必要な遺体の搬送をめぐる贈収賄事件で逮捕、起訴された神奈川県警の現役警察官2人について、同県警監察官室は17日、ともに懲戒免職処分にしたと発表した。

同室によると、県警大和署の元警部補、加藤聖被告(48)=受託収賄の罪で起訴=は、平成31年3月10日ごろから昨年1月30日ごろまでの間、県警宮前署の元警部補、河合博貴被告(65)=贈賄の罪で起訴=とその妻、恵子被告(60)=同=から依頼を受け、大和署が検視で取り扱った遺体の遺族を恵子被告が実質的に経営する葬祭会社「林間葬祭」に優先して紹介。その見返りに13回にわたって現金計127万円と商品券137枚(計68万5千円相当)を受け取っていた。

加藤被告は今年の4月まで同署で遺体の検視、調査を行う刑事1課強行犯係に所属。河合被告とは元同僚の関係だった。同県警では予算の関係上、これまで検視が行われる遺体の搬送を民間の葬祭会社に依頼してきた。今回の事件を受け、数年以内に遺体を公用車で搬送する体制の構築を目指すという。

山本仁(まさし)・同県警本部長は同日の定例記者会見で「指揮監督に当たる者として、心よりおわび申し上げる」と陳謝した。