コロナ念頭、帰宅困難者の誘導訓練 埼玉

一時滞在施設に入る帰宅困難者の体温を測定する訓練=17日午前、さいたま市浦和区(兼松康撮影)
一時滞在施設に入る帰宅困難者の体温を測定する訓練=17日午前、さいたま市浦和区(兼松康撮影)

埼玉県とさいたま市、JR東日本などは17日、地震発生時に帰宅困難者を一時滞在施設へ誘導する訓練をJR浦和駅(同市浦和区)と周辺で実施した。新型コロナウイルスの感染拡大長期化を踏まえ、滞在施設に入る人の体調を確認したり施設内での「密」を回避したりする手順を確認した。

職員ら約60人が参加し、「午前10時5分に東京湾北部を震源とするマグニチュード7・3の地震が発生し、さいたま市で最大震度6弱を観測した」との想定で訓練に臨んだ。

帰宅困難者にふんした職員らを浦和駅から一時滞在施設のさいたま共済会館(浦和区)まで誘導した後、体温を測定した上で体調不良者を別室に案内する流れなどを訓練した。施設までの移動中に間隔を保って歩くよう促したりする点にも留意した。

10月7日深夜に首都圏で最大震度5強を観測した地震では、主要駅周辺で帰宅困難者が多く発生し、初動対応に課題を残した。

市防災課の高埜隆課長は訓練後、参加者に「実際にはこれほどスムーズにはいかない。災害時に何をしなくてはならないかを意識してほしい」と呼び掛けた。(兼松康)