JR西、在来線でも車内カメラ早期設置へ

JR西日本の長谷川一明社長は17日、東京・京王線の刺傷事件など鉄道車内での事件が相次いでいることを受け、JR西の新快速をはじめ、在来線の車両でも車内カメラの設置を早急に進める方針を明らかにした。

JR西はすでに、山陽新幹線と北陸新幹線のほぼ全車両で車内カメラを設置。しかし在来線での設置は特急の一部にとどまり、通勤通学での利用が多い電車ではほとんど実績がなかった。

京王線の現場車両に車内カメラはなく、車掌は乗客の申し出で状況を把握。非常時の迅速な情報収集が課題となった。これを受けJR西は、在来線の中でも特急や新快速といった停車駅間の時間・距離が長い電車から、優先的に車内カメラの整備を進める。

また京王線の事件では、非常通報装置のボタンが押されたが、乗客側からの応答はなかった。このためJR西は、複数の非常通報装置が作動した場合、乗客への聞き取りができなくても緊急事態が起きていると判断し、緊急停止や避難経路の確保といった措置を取るようにするという。