ウラン濃縮設備の製造再開 イラン、8月からと報道

IAEA本部前に掲げられたイラン国旗=ウィーン(ロイター)
IAEA本部前に掲げられたイラン国旗=ウィーン(ロイター)

米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は16日、イランが8月下旬に、首都テヘラン西方カラジの核関連施設で、核兵器開発などに必要なウラン濃縮に用いられる高性能の遠心分離機の部品製造を再開したと報じた。複数の外交筋の話としている。

欧米の外交官の間で懸念が広がっており、今月29日にウィーンで再開予定の核合意再建に向けた米イラン間接協議で、遠心分離機の部品製造は主要な議題になるとみられる。

現時点では核兵器開発を秘密裏に進めている証拠は見つかっていない。ただ、イランは国際原子力機関(IAEA)による同施設への査察を制限しているため核開発の監視活動が滞っている。

外交筋によると、カラジの施設は破壊工作の被害を受けたとされ、6月に製造をいったん停止していたが、8月下旬に部分的に再開。これまでに高性能遠心分離機少なくとも170基分の部品が完成したという。(共同)