近財元職員の労災記録開示 佐川氏の指示、記載なし

森友学園に関する財務省の決裁文書改竄(かいざん)で平成30年3月に自殺した近畿財務局元職員、赤木俊夫さん=当時(54)=の公務災害認定の記録を、人事院が妻、雅子さん(50)側に開示したことが17日、分かった。開示は8日付。雅子さん側が明らかにした。

公務災害は公務員の労災に当たる。人事院は当初は不開示としたが、雅子さん側の申し立てを受け10月29日に一転、不開示決定を取り消した。開示記録は70ページあり、財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官による改竄の指示と、赤木さんの自殺を結び付ける記述はなかった。

うつ病を発症したと診断された29年7月までの半年間は、1カ月当たりで平均約100時間の超過勤務が慢性化。「精神面および肉体面の過重な負荷が継続し自殺に至った」「自殺と公務との間に因果関係が認められる」と記されていた。