加藤女流三段が3年ぶりタイトル獲得 清麗戦第5局

初の清麗を獲得した加藤桃子女流三段=17日、東京・千駄ケ谷の将棋会館(日本将棋連盟提供)
初の清麗を獲得した加藤桃子女流三段=17日、東京・千駄ケ谷の将棋会館(日本将棋連盟提供)

将棋の里見香奈清麗(29)=女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花=に加藤桃子女流三段(26)が挑戦した第3期清麗戦五番勝負(大成建設主催)の第5局が17日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、後手の加藤女流三段が134手で勝ち、対戦成績3勝2敗で、清麗初挑戦で奪取に成功した。

加藤新清麗は静岡県出身、安恵照剛八段門下。棋士養成機関の奨励会に在籍中、タイトル通算8期(女王4期、女流王座4期)を獲得した。平成31年3月に同会を退会し、同年4月1日付で、女流三段で女流棋士としてデビュー。3年ぶり、女流棋士転向後初のタイトルで、獲得タイトル通算9期とした。

終局後、加藤新清麗は「女流棋士になってタイトルを取りたいと思っていたが、夢がかなってうれしい。五番勝負すべてを戦って勝てたことは大きな自信になった」と話した。

一方、里見前清麗は3連覇に失敗。今月4日に女流王将を奪還して2年ぶりの女流5冠に復帰したが、女流4冠に後退した。里見前清麗は「途中、誤算があり、勝負どころで間違えてしまった」と悔しさをにじませた。