羽生のGPロシア杯欠場、連盟強化陣は「五輪選考の土台から落ちない」

羽生結弦
羽生結弦

日本スケート連盟は17日、フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦(ANA)が、グランプリ(GP)シリーズ第6戦のロシア杯(26日開幕、ソチ)を欠場すると発表した。右足関節靱帯(じんたい)損傷の回復が長引いたため。第4戦のNHK杯に続き、3連覇が懸かる北京冬季五輪シーズンのGP大会は2戦とも回避することになった。

羽生は日本連盟を通じて、「動きによっては痛みが出てしまいますが、日常生活では、痛みの影響がなくなってきました。まだスタートラインにはたどり着いていませんが、着実に前に進んでいきます」などとコメントした。

前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)挑戦を目指す今季は、日本国内で調整。回復の遅れでまだ大会への出場はなく、北京冬季五輪代表の最終選考会を兼ねた全日本選手権(12月23~26日、さいたまスーパーアリーナ)に間に合うかが注目される。

羽生はまだ北京五輪を目指すと明言していないが、過去に世界選手権3位以内に入った実績があるため、全日本を欠場した場合でも選考基準で五輪代表に選ばれる可能性が残る。

日本連盟の竹内洋輔フィギュア強化部長は「選考の土台からは落ちない」と明言。2017年11月に負傷して全日本を回避しながら、18年2月の平昌五輪で男子66年ぶりの2連覇を果たしたことに触れ、「4年前の経験もある。われわれとしてはしっかり回復してくれれば競技力を戻してくれると思っている」と調整を優先することを望んだ。