白昼の暴走 買い物客ら悲鳴 大阪の3人死傷事故

スーパーに車が突っ込み、3人が死傷した事故現場=17日午後2時46分、大阪府大阪狭山市(須谷友郁撮影)
スーパーに車が突っ込み、3人が死傷した事故現場=17日午後2時46分、大阪府大阪狭山市(須谷友郁撮影)

買い物客が行き交う穏やかな昼時のスーパーは突如、悲鳴に包まれた。大阪府大阪狭山市のスーパー「コノミヤ狭山店」に17日、急発進を繰り返した乗用車が突っ込み、3人が死傷した事故。近くにあった自動販売機はなぎ倒され、あたりにはガラス片や商品が散乱しており、目撃者らは「こんな事故が起きるなんて」と声を震わせた。

「(車は)アクセル全開ぐらいのスピードで、普通の走行ではなかった」。近くの化粧品店で働いていた女性(63)はこう証言する。「ゴォー」という大きな音を耳にして外を見ると、猛スピードでスーパーの入り口に突っ込む白い車が目に入ったという。「とにかく何か起きたのかという状況だった」

音を聞いて駆けつけた近くの生花店の男性(49)は、車の後方にぐったりした様子で倒れている高齢女性を見つけた。女性の夫と思われる男性が、取り乱した様子で女性の体をさすりながら、大声で呼びかけていたという。

車を運転していた横山孝容疑者(89)は、衝突から10分近く運転席から離れなかったといい、男性は「警察官が『おい』『降りろ』などと呼びかけたが、しばらく反応しなかった」と振り返り、「こんな暴走は止めることはできない。自分が事故に巻き込まれてもおかしくなかった」とため息をついた。