ソナーをチリに不正輸出 容疑で男3人を逮捕 兵庫県警

ソナーを不正輸出した男3人を外為法違反容疑で逮捕した兵庫県警の本部庁舎=神戸市
ソナーを不正輸出した男3人を外為法違反容疑で逮捕した兵庫県警の本部庁舎=神戸市

軍事転用可能な水中探知装置(ソナー)を無許可で輸出したとして、兵庫県警は17日、外為法違反容疑で、ソナーなどの製造メーカー「ソニック」(東京)の元取締役、原口康史容疑者(70)=静岡市葵区馬場町=ら男3人を逮捕したと発表した。逮捕は16日付。

ほかに逮捕されたのは、同社社員の浅原俊宏(40)=千葉県流山市=と志賀洋一(57)=東京都品川区=の両容疑者。県警は3人の認否を明らかにしていない。

3人の逮捕容疑は共謀し昨年7月1日、計測距離が5120メートルを超えるソナー一式を、横浜港から船でチリの海産物加工会社に無許可で輸出したとしている。高性能のソナーは潜水艦など軍事目的に転用される恐れがあるため、計測距離が5120メートルを超えるものを輸出するには国の許可が必要とされている。

県警外事課によると、原口容疑者は当時、ソニック社の水産機器担当の取締役で、浅原、志賀両容疑者は水産機器の営業を担当していたという。県警は今後、輸出の経緯などについて詳しく調べる。