元里親に懲役5年6月 監護者性交罪、長野

養育していた長野県内の少女に性的な行為を繰り返したとして、監護者性交と児童福祉法違反の罪に問われた元里親の男(58)に長野地裁飯田支部は16日、懲役5年6月(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。

男は3月に起訴された。5月に始まった公判では起訴内容を認めた上で謝罪したが、弁護側は「明確な拒否の意思表示はなく同意していた」と主張し、執行猶予付きの判決を求めていた。前沢利明裁判長は判決理由で、男が虐待を受けた児童を養育する専門里親でありながら性交したことを「卑劣かつ悪質な行為」と批判し、実刑が相当だと判断した。

判決によると、男は里親としての立場を利用し、少女が18歳未満であることを知りながら、昨年11月中旬から下旬にかけて性交をしていた。

県は4月、元里親の男が身体的虐待や性的虐待を3件行っていたと公表。県は検証委員会を立ち上げ、再発防止に向けた取り組みを進めている。