韓国警察トップが竹島に上陸 日本政府は強く抗議

島根県の竹島(聯合=共同)
島根県の竹島(聯合=共同)

【ソウル=時吉達也】韓国の金昌龍(キム・チャンリョン)警察庁長官は16日、同国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)に上陸した。聯合ニュースが報じた。警察庁長官の上陸は12年ぶり。日本政府は韓国政府に強く抗議した。

韓国メディアは15日、金氏が16日にヘリコプターで竹島を訪れ、警備隊員を激励すると報じていた。組織改編に伴い約20人の警備隊が今年、全員交代したことを受けた措置という。警察庁関係者は聯合に対し「外交上の意味は全くなく、言葉通り島嶼僻地(とうしょへきち)に勤務する職員を激励するための訪問」だとの立場を示した。

ソウル新聞は韓国外務省が金氏の竹島訪問を事前に把握していなかったと指摘した上で、「韓日関係が難しい状況に置かれている以上、(訪問の是非については)総合的な考慮が必要だった」との見方を示した。

日本の松野博一官房長官は16日の記者会見で「竹島は歴史的事実に照らしても、国際法上も、明らかに日本固有の領土」と強調。林芳正外相は記者団に「到底受け入れられず、極めて遺憾だ」と述べた。