横浜にやまゆり園新施設 仮移転先に隣接、12月入所

「芹が谷やまゆり園」の新園舎が完成し、開所式でテープカットする関係者ら=16日午前、横浜市
「芹が谷やまゆり園」の新園舎が完成し、開所式でテープカットする関係者ら=16日午前、横浜市

平成28年7月に入所者ら45人が殺傷された知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)の一部入所者が暮らす「芹が谷やまゆり園」(横浜市港南区)の新園舎が完成し、16日に開所式が行われた。現在は新園舎に隣接する仮移転先で生活する54人は、12月1日に移る予定。

開所式には、県の委託を受けて運営する社会福祉法人「かながわ共同会」の山下康理事長(67)ら約40人が参加。入所者を代表して高山克巳さん(25)があいさつし、園職員が「ここを建ててくれた皆さんにお礼を申し上げたい」と言葉を添えた。

新園舎の定員は66人。居住棟は全て個室で、防犯カメラを導入した。渡り廊下でつながる別棟には、地域住民と交流できるスペースも設けた。

事件現場となった津久井やまゆり園には新たな施設が再建され、仮移転先などから8月以降に引っ越した46人が暮らしている。

事件は28年7月26日未明、発生。元職員の植松聖死刑囚(31)が入所者を次々と刃物で襲った。横浜地裁の裁判員裁判で令和2年3月、死刑判決が言い渡され、その後確定した。