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貴景勝が3連勝発進 験のいい11月「集中する」

〇貴景勝(つきおとし)霧馬山×=福岡国際センター(撮影・村本聡)
〇貴景勝(つきおとし)霧馬山×=福岡国際センター(撮影・村本聡)

大相撲九州場所3日目は16日、福岡国際センターで行われ、貴景勝が小結霧馬山を突き落として3戦全勝とした。

貴景勝が本来の姿を取り戻しつつあるようだ。新小結の霧馬山を何もさせないままに下し、2度目の優勝を果たした昨年11月場所以来となる初日から土つかずの3連勝。「始まったらやるだけなので。そんな感じです」。そっけない言葉が力強く響く。

立ち合いで頭から激しく当たる。すかさず突き放して上体を起こすと、たまらず前傾をかけてきた相手をタイミングよく左から突き落とした。成長株の壁となって番付上位者の務めを果たし、「しっかり準備ができている」と納得の表情を浮かべた。

首を痛めて名古屋場所を途中休場し、かど番で迎えた先場所は立ち合いに迫力を欠いて8勝にとどまった。今場所は一転、立ち合いは荒々しく、武器である突き押しも威力十分。引き技やいなしが効果を発揮するのも、前に圧力がかかっているからこそだ。

博多、11月の土俵は験がいい。初めて番付にしこ名が載った平成26年は序ノ口優勝。28年は十両優勝で新入幕を、29年には11勝を挙げて新三役を射止めた。30年に初優勝を果たし、新型コロナウイルスの影響で東京開催だった昨年は再び賜杯を手にした。

優勝候補の大本命とみられる照ノ富士が順調に白星を並べる中、「自分のことに集中する」と静かに今後の戦いを見据える。最終盤まで優勝争いに食らいついて今年も11月の土俵を盛り上げ、白鵬の引退で横綱一強時代に入ったとみる風潮に待ったをかける。(奥山次郎)