自民税調、小委員長に加藤勝信氏、会長は宮沢氏

加藤勝信氏
加藤勝信氏

自民党税制調査会の新体制の全容が16日、分かった。税調の実務を仕切る小委員長に加藤勝信前官房長官を充てる。税調幹部9人のうち最高顧問を務めた野田毅氏など7人が10月末の衆院選での落選や閣僚就任などで退任する異常事態となっており、大蔵省(現財務省)出身で厚生労働相などを歴任した加藤氏を軸に据え正常化を図る。

自民党は同日開いた総務会で、税調会長に小委員長を務めてきた宮沢洋一元経済産業相を充てる人事を決定した。宮沢氏は2度目の税調会長就任となる。

また、小委員長代理には地方税を所管する総務省で大臣経験のある石田真敏氏を、幹事には日本銀行出身で若手の小倉将信衆議院議員をそれぞれ充てる方針。石田氏は地方税、小倉氏は国税について税制改正大綱の原案を書く役割を担う。

現在、顧問を務める額賀福志郎元財務相は残留し、前会長で幹事長就任に伴い退任した甘利明氏を新たな顧問として迎え入れる。甘利氏は経済団体と関係が深い商工族で、経済界や経済官庁との調整役を担う。

税調は18日にも新体制で初の非公式幹部会(インナー)を開き、26日の総会で令和4年度税制改正に向けた議論を本格化させる。