経営者殺害、二審の札幌高裁も懲役22年 被告は無罪主張

札幌市北区で令和元年、会社経営の男性を殺害したなどとして殺人と業務上横領の罪に問われた無職、村井健被告(38)の控訴審判決で、札幌高裁(金子武志裁判長)は16日、懲役22年とした一審札幌地裁の裁判員裁判判決を支持、被告側の控訴を棄却した。

弁護側は、死亡推定時刻に被害者宅に2人きりでいたことなどを指摘した一審判決について、直接証拠が乏しく、殺人罪について「第三者の関与が否定できない」と無罪を主張していた。

金子裁判長は「第三者による犯行と考えるには、被害者が通常の生活習慣から外れた行動を取る必要がある」と指摘。一審判決を追認した。

一審判決によると、被告は不動産会社社員だった元年10月、仲介業務を通して面識のあった会社経営、阿部芳彦さん=当時(76)=を殺害したほか、同年5~9月には阿部さんの所有物件の賃料など計約185万円を横領した。