露の衛星破壊実験、米が非難 宇宙ごみ大量発生「危険」

米国務省のプライス報道官(ロイター)
米国務省のプライス報道官(ロイター)

プライス米国務省報道官は15日の記者会見で、ロシアがミサイルを使った人工衛星の破壊実験を同日実施したと発表した。大量の宇宙ごみの発生も確認したとしており、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士らへの脅威を高める「危険で無責任な行為だ」と非難した。

ロシアはこれまでにも衛星破壊実験を繰り返している。米国は、ロシアが攻撃手段の開発を加速させて宇宙空間の軍事利用を進めているとみて警戒を強めている。

今回の実験の詳細は不明だが、国務省によると、ロシアは自国の衛星をミサイルで破壊し、確認できるだけでも1500個以上の宇宙ごみが発生。他にも追跡できない小さな宇宙ごみが多数拡散したとみられるという。

プライス氏は「宇宙空間の持続可能な利用を脅かすものであり、宇宙の軍事利用に反対するとのロシアの主張は明らかに偽善だ」と批判した。

米宇宙軍によると、ロシアは昨年4月と12月にも同様のミサイル実験を実施した。(共同)