COP26の石炭火力段階的削減「十分整合的」 山口環境相

山口壮環境相
山口壮環境相

山口壮環境相は16日の閣議後記者会見で、13日に閉幕した国連気候変動枠組み条約第26会締結国会議(COP26)の成果文書に石炭火力発電の段階的削減への努力が盛り込まれたことについて、「われわれの政策とは十分整合的だ」との見解を示した。エネルギー基本計画で2030年度の総発電量に占める石炭火力の比率を19%にする目標に触れ「主力電源として再生可能エネルギーを徹底的に導入することと合わせ、石炭火力比率19%に向けて努力していく」と話した。

COP26の成果文書採択をめぐっては、二酸化炭素(CO2)排出量が多い石炭火力の取り扱いについて、段階的廃止(フェーズアウト)と段階的削減で意見が対立。13日の最終草案採択直前にインドの反対意見に中国が同調し、廃止から削減へと修正された。

11日からCOP26に出席していた山口氏は「中国はいつも最後の最後にこういうことをやる癖は分かっている」と述べた上で、「(段階的廃止の記載の)最初の案でも、十分に国内政策的にも適合すると考えていた。(議場での中印の動きに)日本として、(意見を述べるなど)割り込む必要もなかった」と振り返った。

環境省は15日にCOP26の結果概要を公表したが、石炭火力の議論には一切触れていない。この点について山口氏は「野心的な緩和策(の取り組み)の中に含まれている。明示的に記載がないのは他意はない」と説明した。