習主席来日「日程調整段階にない」 岸田首相が否定的見解

閣議に臨む岸田文雄首相と林芳正外務相(左)=16日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
閣議に臨む岸田文雄首相と林芳正外務相(左)=16日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は16日、中国の習近平国家主席の国賓来日について「新型コロナウイルス感染症を含め、状況を見極める必要があり、今は具体的な日程調整をする段階にない」として、否定的な考えを示した。10日の記者会見で質問機会がなかった報道機関などによる書面質問に文書で回答した。

ロシアとの北方領土返還交渉に関しては「領土問題を解決して平和条約を締結する」とした上で「2018(平成30)年のシンガポールでの合意を含め、これまでの両国間の諸合意を踏まえてしっかり取り組んでいく」と強調した。

シンガポールでの安倍晋三首相(当時)とプーチン露大統領の会談では、条約締結後に歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島を日本に引き渡すとした昭和31年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速すると確認した。