混乱のミャンマーの平和を願う写真展

写真展を開催している三田崇博さん(左)とメイさん=京都府精華町 (渡辺恭晃撮影)
写真展を開催している三田崇博さん(左)とメイさん=京都府精華町 (渡辺恭晃撮影)

ミャンマーを撮り続けてきた写真家、三田(さんだ)崇博さん(46)の写真展「Pray for Myanmar-祈り」が京都府精華町のけいはんな記念公園で開かれている。同国では、軍によるクーデターが発生してから9カ月が過ぎた今も混乱が続く。ミャンマーのニュースが減る中、府内では4月に続いて2回目の開催となり、三田さんは「現状に関心を持ってほしい」と語っている。23日まで。

弾けるような子供たちの表情を写した「水遊びする子供の僧侶」(本人提供)
弾けるような子供たちの表情を写した「水遊びする子供の僧侶」(本人提供)

弾けるような笑顔で水遊びする子供たち、ろうそくの明かりに包まれた寺院で祈る女性、にぎやかな気球祭り―。会場には、クーデター前の穏やかな日常の風景や伝統文化を切り取った作品36点が並ぶ。

世界遺産をテーマに100カ国以上を旅した三田さんがミャンマーと出会ったのは平成27年。現地の人との交流を通じて温かい人柄や独自の伝統文化にひかれた。令和元年12月にはミャンマー人のメイさん(37)と結婚し、「風景だけでなく人を撮りたくなる国」と何度も足を運んだ。

ろうそくの明かりに包まれた寺院での祈る様子を撮影した「祈る女性」(本人提供)
ろうそくの明かりに包まれた寺院での祈る様子を撮影した「祈る女性」(本人提供)

だが、クーデターが発生。最大都市ヤンゴンにはメイさんの家族が暮らしており、先月、実家近くで住民が軍の発砲で死亡した。メイさんは「家族が巻き込まれるのではないかと思うと毎日が不安」と話す。

クーデター後、府内のほか、大阪や東京でも写真展を開催。「大好きだったミャンマーを返してほしい」との願いとともに、現状を伝えている。

午前9時~午後5時、写真展は無料(別途入園料が必要)。21日午後2時、ギャラリートークを開催する。問い合わせは公園管理事務所(0774・93・1200)。