令和4年捕鯨可能量据え置き 383頭、漁業法管理下に

商業捕鯨で水揚げされたミンククジラ=令和2年8月、北海道網走市
商業捕鯨で水揚げされたミンククジラ=令和2年8月、北海道網走市

水産庁は16日、令和4年の商業捕鯨に関し、新たに設定する「漁獲枠」を349頭とする方針を決めた。改正漁業法の施行を受け、鯨類の資源管理を魚種ごとに漁獲枠を定める方式に移行させる。混獲などで死ぬ想定を含む全体の捕獲可能量は計383頭とし、現行制度で設定した3年の捕獲枠から頭数を据え置く。

新たな漁獲枠の内訳は、イワシクジラが25頭、ニタリクジラが187頭、ミンククジラが137頭。このほかミンククジラは捕鯨業以外の混獲などで34頭死ぬと想定し、全体の捕獲可能量を算出した。

ミンククジラは、多くを沿岸操業の「基地式捕鯨」に配分する。沖合操業の「母船式捕鯨」は当初ゼロとするが、枠内での柔軟な融通を認める。

日本は元年6月に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退。それまでの調査捕鯨をやめ、直後の7月に31年ぶりに商業捕鯨を再開した。3年までの捕獲頭数は、農林水産省の省令に基づき決めていた。