皇室献上の「富有柿」を厳選 茨城・石岡

皇室に献上する富有柿を厳選する生産者ら=16日、石岡市柿岡の市中央公民館(谷島英里子撮影)
皇室に献上する富有柿を厳選する生産者ら=16日、石岡市柿岡の市中央公民館(谷島英里子撮影)

柿の生産が盛んな茨城県石岡市で16日、皇室に献上する「富有(ふゆう)柿」を決める最終審査会が行われ、審査員が210個の中から色や形のよい72個を厳選した。17日に宅配便で届ける。

同市によると、昭和30年に生産者が宮内庁に柿を納めたのが始まりとされ、現在は市の事業として毎年届けている。今年は8月上旬の高温や9月上旬の日照不足などで生育管理が難しかったが、10月上旬以降大きく成長し、糖度が高く品質のよい柿が収穫できたという。

市中央公民館(同市柿岡)で行われた審査会で、生産者でつくる市八郷柿振興協議会などの9人が審査員となり、机に並べられた柿を真剣な表情で選び、献上用の桐箱に丁寧に納めていった。同協議会の上田佳幸会長(70)は「糖度は17~18度で甘み十分。生産地を思いながら召し上がっていただきたい」と話した。