金正恩氏が北部で現地指導 1カ月ぶり動静報道

金正恩朝鮮労働党総書記(中央)(朝鮮中央通信=共同)
金正恩朝鮮労働党総書記(中央)(朝鮮中央通信=共同)

北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、金正恩朝鮮労働党総書記が山間都市整備が進められてきた北部両江道三池淵市の都市整備現場を現地指導したと報じた。日時は伝えていない。金正恩氏の動静は10月11日に首都平壌で兵器展示会の開幕式に出席したことが翌12日に伝えられて以来で約1カ月ぶり。

北朝鮮・三池淵市を現地指導する金正恩朝鮮労働党総書記(手前)(朝鮮中央通信=共同)
北朝鮮・三池淵市を現地指導する金正恩朝鮮労働党総書記(手前)(朝鮮中央通信=共同)

三池淵市は「革命の聖地」とされる中朝国境の白頭山の麓にあり、金正恩氏の指示で「山間文化都市」の開発が行われた。朝鮮中央通信は、4年にわたる「全党的、全国家的事業」が年内に完了すると報道。地方での大型開発が成功したとして経済建設の進展を強調したい考えとみられる。金正恩氏は、新設された建物は全て党の求めを満たしたと高く評価した。開発により「自力繁栄、自力富強を遂げようとするわが国の鉄の意志と自信、自立的発展の可能性が実証された」とし、住民が喜んでいるとの報告に「大変満足だ」と表明したという。(共同)

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