国内クルーズ船に活気 自治体は観光客増に期待

高校生のマーチングバンドの見送りを受け、出港するクルーズ船「飛鳥Ⅱ」=3日、茨城県ひたちなか市
高校生のマーチングバンドの見送りを受け、出港するクルーズ船「飛鳥Ⅱ」=3日、茨城県ひたちなか市

新型コロナウイルス感染拡大の影響で運休を繰り返していた国内クルーズ船が活気を取り戻しつつある。代表的な「飛鳥Ⅱ」「にっぽん丸」は緊急事態宣言の全面解除前後に再開し、11月15日までに計21本を運航した。受け入れ自治体や運航会社は感染に気を使いながら、観光客の増加に期待する。

今月3日、茨城県ひたちなか市の茨城港常陸那珂港区に約300人を乗せた飛鳥Ⅱが入港した。茨城県は岸壁への一般客の出入りを制限し、高校生のマーチングバンドの見送りなどにとどめた。約2年ぶりのクルーズ船寄港に、茨城県の青山紘悦港湾振興監は「コロナ対策と経済の両立はなかなか難しい。ようやくここまできた」と胸をなで下ろした。

夫婦で参加した長野県須坂市の70代の男性は「このところどこにも行けなかったが、近場を運航するというので乗った。不安が全くなかったわけではないが、チェックが厳しくなっているから」と話した。

運航会社は感染対策を強化している。