子ども養育、虐待一時保護に司法審査 厚労省が児福法改正へ

厚生労働省=東京都千代田区
厚生労働省=東京都千代田区

厚生労働省は16日、子どもの養育や虐待対策の在り方を議論する社会保障審議会専門委員会に、これまでの検討の取りまとめ骨子案を示した。虐待を受けた子どもを親と分離する一時保護の際に「一時保護状(仮称)」を取る司法審査を設けるなどの内容。来年の通常国会での児童福祉法改正案提出を目指す。

一時保護状は、親権者が保護に同意していない事案などを想定。児童相談所が保護を開始する前や後の一定期間内に裁判官に発付を求める。裁判官は提出された資料を基に発付可否を判断する。

一時保護は親子を分離し子どもの自由を制限する措置であることから、手続きの透明性を確保する司法審査が必要だとの声が多かった。現行制度では、親権者の同意がなく保護期間が2カ月を超える場合に家庭裁判所の承認が必要だが、それ以外は児相の判断で保護を決めている。