7~9月期GDPは年率3・0%減 2四半期ぶりマイナス成長

東京駅前を歩くマスク姿の人たち=7月12日、東京・丸の内(鴨川一也撮影)
東京駅前を歩くマスク姿の人たち=7月12日、東京・丸の内(鴨川一也撮影)

内閣府が15日発表した令和3年7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0・8%減、このペースが1年間続くと仮定した年率換算は3・0%減だった。マイナス成長は今年1~3月期以来、2四半期ぶり。半導体不足や供給網の混乱による自動車メーカーの減産が大きく影響したほか、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が長期化して個人消費が落ち込んだことも響いた。

項目別に見ると、5割超を占める個人消費は前期比1・1%減と2四半期ぶりに減った。減産を受け自動車販売が減少したほか、テレワーク需要の一服で家電販売も停滞した。また、夏場の感染「第5波」で東京五輪・パラリンピックの期間中を含め宣言の発令が継続し、飲食や観光などのサービス関連も伸び悩んだ。

また、輸出も自動車減産のあおりを受け2・1%減少。輸入も携帯電話などが減少し2・7%減少した。

企業の設備投資は3・8%減だった。自動車や生産用機械などがマイナスに寄与した。住宅投資は2・6%減、公共投資は1・5%減。ワクチン接種に伴う人件費などが計上された政府支出は1・1%増だった。

景気の実感に近いとされる名目GDPは前期比0・6%減、年率換算では2・5%減だった。