浪速風

女性議員育成できず反省を

開票センターでの会見に臨む立憲民主党の枝野幸男代表=1日午前、東京都港区(川口良介撮影)
開票センターでの会見に臨む立憲民主党の枝野幸男代表=1日午前、東京都港区(川口良介撮影)

はてさて、選挙なるものはいずれにしても自分から立候補するものだ。「(女性を)出した方がいい」とか「(代表候補に女性が)いた方がいい」とか、なんだか方向性が違っていませんか、立憲民主党の皆さん

▶枝野幸男前代表が衆院選で議席を減らした責任を取って辞任し、30日に代表選が行われる。数人が早々と出馬に意欲を示しているが、女性候補をもっと〝出すべきだ〟ということらしい。先に行われた自民党総裁選では候補者の半分、2人が女性候補だった影響も大きいだろう

▶とはいえ、今回の衆院選でも当選した女性議員は1割に満たず、女性の人材が不足しているのはどの政党も同じこと。欧米並みに女性党首が並ぶのはいつのことやら…といった現状ではある。ただ、女性候補がいればいいというわけでもない。立憲民主党は「党首、やがては首相をめざそう」という意欲のある女性議員を育ててこなかったことを反省すべきだ。

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