普賢岳・溶岩ドームを視察 長崎、専門家「崩落注意」

長崎県の雲仙・普賢岳の噴火でできた溶岩ドーム「平成新山」の岩場で噴気の温度を測定する研究者ら=15日午後
長崎県の雲仙・普賢岳の噴火でできた溶岩ドーム「平成新山」の岩場で噴気の温度を測定する研究者ら=15日午後

1990年11月からの雲仙・普賢岳(長崎県)の噴火でできた溶岩ドーム「平成新山」の状況を調べるため、九州大地震火山観測研究センター(同県島原市)などは15日、防災視察登山を行った。センターの清水洋特任教授は「溶岩ドームは現在も小さな崩落がある。引き続き十分な注意が必要だ」と話した。

長崎県の雲仙・普賢岳の噴火でできた溶岩ドーム「平成新山」で、状況を説明する九州大地震火山観測研究センターの清水洋特任教授(中央)=15日午後
長崎県の雲仙・普賢岳の噴火でできた溶岩ドーム「平成新山」で、状況を説明する九州大地震火山観測研究センターの清水洋特任教授(中央)=15日午後

研究者の他、島原市職員や地元消防など計約90人が参加。95年に研究者が調査のために登ったのが始まりで、その後は情報共有を目的に地元の防災関係者も参加。年2回ほど行っている。

研究者らは岩場で噴気の温度を測定。95年の調査時には700度以上あったが、近年は90度前後まで下がっているといい、清水氏は「火山活動自体は落ち着いている」と説明した。

センターや県によると、溶岩ドームは今でも崩落の危険性があり、島原など麓の3市で計約950ヘクタールが警戒区域となっている。

長崎県の雲仙・普賢岳の噴火でできた溶岩ドーム「平成新山」=15日午後
長崎県の雲仙・普賢岳の噴火でできた溶岩ドーム「平成新山」=15日午後