「シェル」に社名変更 英に本社機能一元化

英オランダ石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルのロゴ(ロイター)
英オランダ石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルのロゴ(ロイター)

英オランダ石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは15日、税務上の拠点をオランダから英国に移転すると発表した。両国に分かれていた本社機能などを一元化し、社名も「シェル」に変更する。脱炭素社会の流れからエネルギー業界は変革を迫られており、経営の効率化や競争力の向上を狙う。12月10日に開催予定の株主総会で諮る。

ロイヤル・ダッチ・シェルをめぐっては、オランダ・ハーグの裁判所が5月、2030年までに19年比で二酸化炭素(CO2)の排出を45%削減するよう命じる判決を出した。ロイター通信によると、オランダでは税の問題に関しても当局と対立していた。オランダ政府は今回の決定に「不快な驚き」を表明した。

米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は10月、「物言う株主」として知られる米投資ファンドのサード・ポイントがシェルに会社分割を求めていると報じていた。(共同)