村田製作所、工場再エネ化などに2300億円

村田製作所は15日、オンラインで記者会見を開き、令和6年度までに再生可能エネルギーの導入や技術獲得などに2300億円を投資する中期経営計画を発表した。温室効果ガス排出量を元年度比で20%減、工場などへの再生可能エネルギー導入比率25%を目指す。

世界的な脱炭素の流れの中、村田製作所は工場の使用電力を100%再生可能エネルギーにする取り組みを進めている。今年11月には金津村田製作所(福井県あわら市)で自家発電と再生可能エネルギー由来の電力調達により同社として初めて工場の100%再エネ化を達成した。

中島規巨社長は「すぐに財務価値は生み出さないが、環境保全は必ず利益創出に結びつける」と強調。「ほかにもデジタルトランスフォーメーションや技術獲得に投資していく」と述べた。

一方、6年度までに売上高2兆円、営業利益率20%以上とする経営目標も公表された。同社は3年度までの中期構想で売上高2兆円を目標としていたが、生産調整などの影響で未達となる見込みで、中島社長は「社会課題を解決しながら利益を創出し、持続可能な社会に貢献したい」と話した。