春高バレー 八王子実践が激戦の東京女子制す セッター吉川が奮闘、総体覇者撃破

第2セット、先制点をとり、喜ぶ八王子実践の選手ら=14日、駒沢オリンピック屋内球技場(鴨志田拓海撮影)
第2セット、先制点をとり、喜ぶ八王子実践の選手ら=14日、駒沢オリンピック屋内球技場(鴨志田拓海撮影)

「春の高校バレー」として行われる第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)の地方大会は14日、各地で行われ、男女各3校に出場権が与えられる東京は男子が駿台学園、東亜学園、東海大菅生、女子は八王子実践、共栄学園、下北沢成徳が全国切符を手にした。

名門・八王子実践が激戦の東京都大会を6年ぶりに制し、7大会連続の「春高」出場を決めた。準決勝では今夏の全国高校総体を制した下北沢成徳に2-0と快勝。セッター吉川あすか(2年)が「高さではうちも負けていない。センターやライトの強みを出そう」と冷静なトス回しを展開。183センチのアタッカー滝沢凛乃(2年)らの力強いスパイクを引き出し、相手の高いブロックを何本もはじいて得点を重ねた。勢いに乗って迎えた決勝も、高校総体出場校の共栄学園を寄せ付けなかった。

東京五輪で日本代表の正セッターを務めた八王子実践出身の籾井あき(JT)が五輪後に同校を訪ねた際、吉川は「最後の1点を取る大事な場面では、どういう基準でスパイカーを選びますか」などと質問攻めにし、考えの幅を広げたという。1年生だった前回、コートに立てなかった司令塔は「きょうは満足できるプレーではなかった。もっといいプレーをしたい」と全国の大舞台を見据えた。(奥村信哉)