京都、攻撃陣活性化で自力昇格に王手 20日に勝てば12年ぶりJ1復帰

秋田戦の前半、ゴールを狙う京都のウタカ(左)=サンガS
秋田戦の前半、ゴールを狙う京都のウタカ(左)=サンガS

12シーズンぶりのJ1復帰を目指す京都の攻撃陣は貪欲だった。14日にホームのサンガスタジアムbyKYOCERAで行われた明治安田生命J2リーグの秋田戦。アウェーで黒星を喫した難敵をウタカの2ゴールなどで3-1で下し、自力での昇格に王手をかけた。「失点は反省しなければならないが、反発力を見せてくれた。きょうの勝利は非常に大きい」とチョウ貴裁監督。20日にアウェーで行われる次節の岡山戦に勝利すると、3位長崎、4位甲府の試合結果にかかわらず、自動昇格圏の2位以内が確定する。

前節まで5試合続けて1得点止まりだった京都は立ち上がり早々、相手GKのキックミスから好機をつくってウタカのしたたかなゴールで先制。しかし、秋田に得意とする高さを生かされて同点に追いつかれる。

それでも、中盤でこぼれ球を拾って試合の主導権を握り続けると、前半42分、武田からサイドチェンジのパスを受け取ったウタカが巧みなフェイントで相手DFをかわして再び勝ち越し。2分後には、ウタカの逆襲から最後は宮吉が押し込んで追加点を奪った。

昨季のJ2得点王、ウタカはこの日の2ゴールで今季21得点となり「個人的な質を見せられた」。宮吉も2012年シーズン以来の2桁ゴールとなる10得点。取るべき選手がゴールを奪って勝利を呼び込んだ。

「昨年お世話になった流通経大が(13日に)関東大学リーグで12年ぶりに優勝した。選手たちが喜んでいる姿を見て、俺たちもやらなきゃと思った」という指揮官は「全員の勝利だと思う。目標にしてきたものにあと1試合だが、する準備は変わらない」ときっぱり。宮吉は「しっかり勝って自分たちの力で(J1昇格を)つかみ取りたい」と宣言した。(北川信行)