宇野V「再び世界トップで競う」 フィギュアNHK杯

【フィギュアスケートNHK杯 2日目】男子FS 宇野昌磨の演技=国立代々木第一体育館(桐原正道撮影)
【フィギュアスケートNHK杯 2日目】男子FS 宇野昌磨の演技=国立代々木第一体育館(桐原正道撮影)

13日に東京・国立代々木競技場で行われた、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯男子フリーで、宇野昌磨(トヨタ自動車)が前日のショートプログラム(SP)に続いて1位の187・57点をマークし、自己ベストの合計290・15点で2度目の優勝をした。

宇野が2018年NHK杯以来、3季ぶりにGPシリーズの頂点に立った。19年2月の四大陸選手権でマークした自己ベストを1・03点更新する合計290・15点をマーク。「再び世界のトップと競い合う存在に戻ってこられた」と実感を込めた。

内容は不満が残る。演技後半に落とし穴が待っていた。「(気の)緩みが少し出てしまった」という。予定した4回転フリップは2回転になり、連続トーループの予定は4回転の単発になった。演技後は首をかしげ「練習でできていたジャンプが乱れた。早く帰って練習したい」と反省した。冒頭の4回転ループ、続く4回転サルコーはきれいに決まっていた。後半の演技が悔やまれた。

今季はGP第1戦のスケートアメリカで2位に入った。GPで2戦とも表彰台に上り、好調ぶりを印象付けている。シリーズ上位6人による12月のGPファイナル進出もつかんだ。

成長への意欲は強い。「順位や実力にうぬぼれず、もっともっと上を目指して走り続けたい」。18年平昌五輪の銀メダリスト。近年の苦しみを乗り越え、北京冬季五輪シーズンにギアを上げている。(久保まりな)