めぐみさん拉致から44年 新潟で県民集会

拉致被害者家族の横田早紀江さん=13日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)
拉致被害者家族の横田早紀江さん=13日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

昭和52年11月15日、新潟市で横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=が北朝鮮工作員に連れ去られて44年となるのを前に14日、全被害者救出を誓う集会が同市であり、リモートで参加した母の早紀江さん(85)は「国家犯罪で拉致された日本人を連れ帰さなければならない。知恵を働かせ、力を合わせ、解決に導いていただきたい」と政府に要望した。

めぐみさんの拉致現場を視察後、出席した拉致問題担当相の松野博一官房長官は「普通の通学路で拉致された事実に改めて衝撃を受け、強い憤りを感じた」と述べ、「すべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現へ、ご家族に寄り添い全力で取り組む」と述べた。

視察に同行しためぐみさんの弟、哲也さん(53)は「故郷だが、姉が拉致されたことを思うと辛くてならない。日本は主権国家としてあらゆる力を発揮し、(母が)生きているうちに会わせていただきたい」と呼びかけた。

平成14年に帰国した新潟県佐渡市の拉致被害者、曽我ひとみさん(62)は北朝鮮でのめぐみさんとの共同生活を振り返り「何も心配せず、一緒に唱歌を歌いたい」と述べ、共に拉致され行方不明の母、ミヨシさん(90)=同(46)=について「諦めることは絶対しない。国民の声と力が必要」と語った。