優雅な舞、自然の恵み感謝 熊野那智大社で紅葉祭

「那智の滝」の前でモミジの枝を手に神楽を披露するみこ=14日、和歌山県那智勝浦町
「那智の滝」の前でモミジの枝を手に神楽を披露するみこ=14日、和歌山県那智勝浦町

和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で14日、自然の恵みに感謝する紅葉祭が、ご神体の「那智の滝」の前で開かれた。みこ2人がモミジの枝を手に笛と太鼓の音色に合わせて優雅な神楽を披露した。新型コロナウイルス禍で激減した客足は10月から回復傾向にあり、この日も多くの人が訪れて古式ゆかしい神事に見入った。

「那智の滝」の前でモミジの枝を手に神楽を披露するみこ=14日、和歌山県那智勝浦町
「那智の滝」の前でモミジの枝を手に神楽を披露するみこ=14日、和歌山県那智勝浦町

祭りは平安時代の986年に花山法皇が那智山で千日行をした際、紅葉の美しさを和歌に詠み、その短冊を小枝に結んで滝に流したという故事にちなむ。大阪府熊取町から訪れた大浦義和さん(77)は「美しい祭りで心が洗われる」と話した。