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共通テスト不正 受験生出頭

志らくに読ませたい らく兵の浮世日記

ゴッホの絵を見て考えた

オランダ時代のものは暗く落ち着いた雰囲気で、人の表情もどこか沈んでみえる。スケッチ時代とも年代が重なっている。

フランスに渡ってからは、他の画家の影響もあって自分の描き方は時代に合わないと学んだそうだ。パッと華やかになる。やっぱりフランスの明るいお国柄もあるんだろうか。

それから南フランスのアルルに移った時期のものは、太陽が強く照りつける。空や花の色も鮮やかだ。そういえばゴッホの描いた「種まく人」は少し手足が長い気がする。力強く畑で働く人を見て、それだけ手足が大きく見えたんだろうか。

ゴッホが絵の創作に費やした期間は、だいたい10年くらいだったそうだ。その10年だけでも時期によってずいぶんと絵の雰囲気が変わっていた。

落語家にも前座、二ツ目、真打なんていう身分わけがある。のちに名人になったお師匠さんたちの若い頃、二ツ目あたりの時期の録音を聞くと、あまりにうまくてビックリすることがある。今回のゴッホのスケッチ時代の作品を見ると、やっぱり似ような感動があった。

もしゴッホがもっと長生きをしていれば、また違った時代のゴッホを見ることができたのかなと、少し考えた。

立川らく兵 宮崎県出身。平成18年8月、立川志らくに入門。24年4月、二ツ目昇進。