新横綱からの連覇に挑む照ノ富士 快挙なるか

九州場所に向け、稽古する照ノ富士=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋(日本相撲協会提供)
九州場所に向け、稽古する照ノ富士=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋(日本相撲協会提供)

14日から福岡市の福岡国際センターで始まる2年ぶりの大相撲九州場所で、照ノ富士が快挙に挑む。秋場所に続いて九州場所も優勝すれば新横綱場所から連覇となり、現行の年6場所、1場所15日制となった昭和33年以降では大鵬に続いて2人目。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となる九州場所にとっては格好の話題となる。

復活の途上にあった2年前の九州場所は幕下で戦っていて、全勝優勝で関取復帰を決めた験のいい場所でもある。横綱となった雄姿を披露できる今場所を楽しみにしており、「久しぶりの九州場所。ちょっとでも元気を与えたい」と奮闘を誓っている。

史上最多の優勝45回を誇る白鵬(現・間垣親方)が引退して初めての場所にもなる。大横綱が去った土俵がさみしくなったのは否定できない。喪失感を少しでも和らげるためにも、最後まで優勝争いを引っ張って新横綱連覇への期待感を膨らませたい。

初日は先場所に出場した三役の全6力士を撃破した新小結の霧馬山、2日目は先場所9日目に初の金星を配給した大栄翔と対戦する。「横綱になって地位の重さを考えるようになった」と自覚十分の新たな第一人者は、難敵が続く序盤を乗り切って波に乗る。(奥山次郎)