「4強」1年で終焉、藤井四冠にタイトル集束

近年の八大タイトル保持者
近年の八大タイトル保持者

竜王戦第4局に勝利し竜王を獲得した藤井聡太四冠(19)。一方の豊島将之前竜王(31)はタイトルを失って無冠になった。令和2年度に藤井四冠が初タイトルの棋聖、王位を獲得して始まった、将棋の八大タイトルを4人の棋士が分け合う「4強時代」は1年ほどで終焉(しゅうえん)を迎えた。

一時は三冠となり、史上4人目の竜王・名人にもなった実力者、豊島前竜王は竜王に加え、9月に叡王も藤井四冠に奪われており無冠になった。4強の一角を藤井四冠がふるい落としたかっこうだ。

藤井四冠は今後、自身のタイトルを守りながら渡辺明三冠(37)=名人・棋王・王将=と永瀬拓矢王座(29)が持つタイトルを狙うことになる。

今年度、タイトルをかけた番勝負進出の可能性を残すのは渡辺三冠が持つ王将戦のみ。来年1月に開幕予定の王将戦七番勝負への進出をかけたリーグ戦で、藤井四冠は現在、挑戦者の最有力候補。藤井四冠へのタイトルの集束はさらに進む可能性がある。

棋王戦、王座戦は今期、番勝負に進めず、4年度に改めて挑戦を目指す。最も歴史が長い名人戦に挑戦できるのは制度上、最短でも5年度になる。

藤井、史上最年少で4冠目 竜王戦で豊島破る