手足口病、季節外れの流行 コロナ影響か

夏に乳幼児で流行することが多い手足口病とヘルパンギーナの感染者の報告が西日本を中心に季節外れの高水準となっている。国立感染症研究所によると、8月中旬ごろから報告者数がじわじわ増え、10月25~31日の1医療機関当たりの報告者数は手足口病が1・5人、ヘルパンギーナが0・6人と過去5年間の同期で比べて今年は多い。

新型コロナウイルス対策の徹底によって、これらの感染症の患者が減り、十分な免疫を獲得していない子供が多い可能性がある。大阪府済生会中津病院の安井良則感染管理室長(感染症疫学)は「感染経験のない人が増えると一気に広がることがある」として注意を呼び掛けている。

都道府県別で医療機関当たり報告数が最も多いのは佐賀の8・9人。次いで宮崎(8・6人)、長崎(6・8人)、大分(6・2人)、熊本(5・8人)で上位は九州に集中した。

ヘルパンギーナは石川(2・2人)が最多で、鳥取(1・8人)、山口(1・8人)と続いた。