産経抄

11月13日

つまるところ、自衛隊の明記をはじめとする憲法改正を阻んできたのは誰か。河野克俊前統合幕僚長が10日配信のインターネット番組「虎ノ門ニュース」で、興味深い見解を披露した。その最大勢力は共産党や立憲民主党ではなく、なあなあで済ませる「まあいいじゃない保守」であると。

▼「もう自衛隊は、国民から信頼を勝ち得たからこれでいいじゃないか。何でエネルギーを使って改憲する必要があるんだ」。こんな保守派が少なくないことが、事態が動かない原因だと河野氏は指摘する。平成11年の国旗国歌法制定時の空気を思い出す。

▼あの時も、保守派に「日の丸が国旗、君が代が国歌だということは当たり前だから、あえて法制化する必要はないじゃないか」との消極論が目立った。だが、ふたを開けると法律化により、日教組などの国旗国歌反対運動は根拠を失い沈静化した。明記には大きな意味があった。

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