都が最大6891床確保 第6波備え宿泊施設も拡充

東京都庁舎=東京都新宿区
東京都庁舎=東京都新宿区

東京都は12日、政府が新型コロナウイルス感染の「第6波」に備えた医療提供体制の強化策などを決定したことを踏まえ、都内で最大6891床の入院病床を確保すると発表した。計算上は第5波のピーク時に入院していた患者数の約1・6倍を受け入れられる病床数となる。宿泊療養施設の部屋数も4割程度上積みし、4500室を確保する。

今夏の第5波で入院患者数は9月4日に最多の4351人に上った。感染の急拡大で病床が逼迫(ひっぱく)し、自宅療養を余儀なくされる患者が急増したことや、重症化しやすい高齢者の感染が第6波で増加する可能性なども考慮し、第5波ピーク時の約1・6倍の患者が入院できる体制を整える。

自宅療養に必要な血中酸素飽和度を測る「パルスオキシメーター」も従来の2倍強にあたる21万台を準備する。症状が改善した患者の転院や退院の調整を円滑に進め、速やかに空床を確保する支援チームも設置する。

また、PCR検査などでの感染判明後、宿泊療養を希望する患者が保健所を通さずに、自ら申し込める電話の窓口も設ける。都の担当者は「第6波の到来を見据え、万全の体制を構築したい」としている。